すみよしの手帖

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ドイツ移住をご検討の方必見 お部屋探しにまつわる色々⑤ ~契約までこぎつけるコツ他 編~

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こんにちは、よしの(id:hatehatettt)です。

今回も前回に引き続き、ドイツでお部屋探しをする際のお話。

今日はお部屋の賃貸契約にこぎつけるまでのコツなどについて書きたいと思います。

応募過程

応募過程を簡単に説明すると、以下のようになります。

 

  1. 不動産紹介サイトに会員登録
  2. 条件検索して物件を絞る
  3. 大家へメッセージを送付
  4. 大家からの返信
  5. 内見
  6. 契約の口頭での合意
  7. 契約書に署名
  8. 引越し

 

不動産紹介サイトについては以前に書いたエントリでいくつか例示しています。

 

条件検索時の留意点などについてはこちらをご参照ください。

 

今回お話しするのは上記の過程の3、5、6、7あたりの話になります。

 

大家さんにメッセージを送る

条件に合致する部屋が見つかったら、大家さんにコンタクトを取ります。大概は、物件を検索できる不動産紹介サイトに大家さんとやりとりするメッセージ機能がついているので、それを使うことになります。

 

返事が返ってこないのは普通

日本人は比較的、貸したらきれいに使ってくれるし、パーティーしまくってうるさくしたりしない、という印象がドイツでは今のところはあるみたいですが、やはりネイティブのドイツ人に比べると貸してもらいにくいと思います。

さらに無職だったり、仮雇用期間(通常、就職から6か月間未満)だったりすると、家賃を滞納する可能性があるので貸したくないと思われるのが普通です。そのような候補者はおよびでないと、物件情報に明記してあることもあります。

私が直近で家探ししていたときは、私は無職、夫は仮雇用期間だったので大家さんにコンタクトをとってもまず殆ど返信が返ってきませんでした。割合としては、1割くらいでしょうか。

 

五月雨作戦

私の場合は、メッセージのテンプレートをドイツ語で作って、それをひたすら五月雨式に送っていました。条件に合う物件には漏れなくひたすら。

返信をもらうことが第1ステップなので、最初はあまり物件数を絞り込み過ぎず、必要条件を満たしているものにはとにかくアタックしまくることをお勧めします。

人気の都市では1つの物件に、一晩で何十もの応募があります。アップされてから2~3日以上経過した物件はほぼ見込みなしと思っていいです。引き続きサイトに掲載されていても、すでに内見が終わっていて大家さんは貸す人の目星がついていたりします。

1日2~3回サイトをチェックして物件情報が出たら即・申し込むようにした方がよいと思います。

 

詐欺に注意してください!

 

メッセージはドイツ語で

メッセージは現地語で書きましょう。大家さんは年配で英語が得意でなかったりするし、勉強して現地に溶け込む気があるという姿勢をアピールするためにもドイツ語でメッセージしたほうが、返信がくる確率は上がります。

 

メッセージの例:

Sehr geehrte Frau / Sehr geehrter Herr  大家さんの名前,

mein Name ist  自分の名前. Ich bin Japaner / Japanerin und suche gerade eine Wohnung in  (都市名) . Ihr Angebot auf  (サイト名)  finde ich wirklich schön und es interessiert mich sehr. Ich wäre Ihnen sehr dankbar, wenn ich zur Besichtigung der Wohnung einen Termin vereinbaren könnte.

Auf Ihre Antwort würde ich mich sehr freuen.

Mit freundlichen Grüßen

 (自分の名前)

 

○○様

××と申します。私は日本人で、現在△△で部屋を探しています。□□のサイトに掲載されているあなたの物件がとてもきれいで、興味を持っています。内見の予約をさせていただけると大変ありがたいです。お返事お待ちしております。

 

1個ひな形をつくれば応用が利きます。最初に書いたものはドイツ語ができる人に添削してもらうとよいと思います。

私の場合は上記に、ドイツにこれまで何年住んだとか(気候等の違いによる家屋の扱いやゴミ捨て等の慣習を理解していることを示すため)、私やパートナーが何をしているかなどを追加して書いていました。

また大家さんから返信が来たら、改めてもっと詳細な自己紹介を送っていました。

何をしているか説明して相手の警戒を解くのに加え、この人に貸してあげたいと思われるようなストーリーを伝えられるとよいですね。

 

内見へ行く

内見には必ず行くことをお勧めします。

最大の理由は、匂いは写真を見ただけでは分からないからです。

前に住んでいた人のたばこやマサラ等の匂いが部屋に染みついている場合があります。

また、階下にクラブがあって騒音が激しかったり、駅からの道が夜暗くて危なかったりなど、行ってみないと分からないことがあります。逆に、気づいていなかったトラムやバスの停留所が近くにあるなども、実際に見に行くと分かったりします。

 

大家さんも内見のときに候補者の人柄を見ていますが、こちらとしても面倒くさそうな大家さんをチェックする機会にもなります。

ブローカーが間に入っていなくて大家さんが直接借主を探している場合は、内見で好印象を残せれば経済状況が多少不安でも貸してもらえる可能性が高まります。

内見はできるだけ家族・入居者全員(少なくとも大人は)で行くのがよいです。二人以上で使う場合に一人で内見に行くと後から貸す前に全員に会いたいと言われたり、家族写真を送ってくれと言われたりする場合があります。

 

正式に申し込む

内見をしたら、実際に借りたいかどうかを表明し、その表明をした人の中から大家さんが一世帯選ぶのが通常の流れです。このとき、内見の段階で決断する家庭が少なからずいるため、スピードが命です。

住む都市にもよりますが、ミュンヘンの場合はどんなに遅くても内見した当日に申し込んだ方がよいです。2~3日待ってる間になくなることが殆どです。

 

申し込む際は、おおよそ以下の書類が必要になります。

ここだと思うところは内見に行く段階で書類を全部印刷して持っていき、その場で申し込むのがよいと思います。

 

借主の基本情報

Selbstauskunft 借主の基礎情報を書いたフォーム

Personalausweis パスポート

 

借主の経済状況等を証明するもの

Schufa 信用査定書

Arbeitsbescheinigung 就業証明書

Gehaltsnachweis 過去3か月程度の収入証明

Steuerbescheinigung 確定申告書類

Finanzübersicht 銀行残高証明

(Studienbescheinigung 就学証明書;学生の場合)

 

その他

Vorvermieterbescheinigung 前の大家さんの推薦書(あれば)

 

収入証明があれば確定申告書類や銀行残高はほぼ不要と思います。

借主の状況や大家さんによっては上記以外にも書類を求められるかもしれません。年金をもらっている場合や子供手当をもらっている場合などはその書類も必要になるかと思います。

学生や無職の場合は相応の銀行残高か保証人の信用状況が分かる書類と保証書が必要になります。

 

Selbstauskunftのフォームは特に決まったものはないようでブローカーによって違ったりしますが、私はivd(Immobilienverband)のやつが使いやすいと思いました。

http://www.spitze-immobilien.de/assets/plugindata/poola/selbstauskunft_1453904714.pdf

 

Schufaは過去の公共料金や電話料金、家賃等の支払い状況から個人の信用状況を査定するものです。公式ページからネットで申し込みができます。


NHK的な立ち位置のARD/ZDFの料金を滞納しているとSchufaの査定に影響するらしいので要注意。

以下のページによると、Schufaは年1回は無料で取り寄せられるようです。

 

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不動産賃貸契約

さて、契約に合意できたら契約書に署名します。私が思うこのときの留意点をご紹介します。

 

オリジナル契約は要注意

ひな形契約であれば、法律に基づいていること書いてあるが殆どなのでサッと確認すればよいかと思います。大家さんが法律家だったりすると、手書きや自作の契約書だったりして、条件が通常よりも厳しくなっていることがあります。

そういう大家さんは入居後トラブルになる可能性があるので注意です。

 

契約書中の注意事項

契約書に記載されている事項で特に注意したいのは、

  • 家賃の額(光熱費抜き・光熱費込み)... 光熱費、水道代などは家賃に込みなのか、込みでない場合どこからどのように請求が来る予定か
  • 契約期間 ... 最短で2年借りなければならないなどの条件の他、特定の期日までに退居しなければならないなど
  • 鍵の数 ... 実際にもらった鍵の数と合っているか
  • 振り込み日程 ... 月初め稼働日3日までに、その月の分を払うという条件が多い
  • 退去条件 ... 退居するときはいつまでに通知しなければならないか(3か月前に文書で通知するという条件が多い)
  • 損害賠償関連
  • その他大家さん独自の追記事項

 

数字全般は合意内容と合っていることを確認しましょう。

途中で誰かと同居したり動物を飼ったりする予定がある場合はあらかじめ大家さんにその旨表明して合意しておいた方が無難だと思います。

契約書の締結と同時に家具付物件の場合付属品の一覧を確認・署名をすることがあります。

2年未満だと契約できないという物件は結構あります。

うちはインターネットも2年契約でした(これは新居への引っ越し手続きが可能)。

あとインターネットはすでにケーブルが引いてあって実質特定の業者さんしか使えない場合があるため、大家さんに確認してから契約したほうがよいと思います。

火災保険、第三者損害賠償保険等入っていることが契約条件の場合があります。

光熱費や市場の賃貸料金の上昇に合わせ、年々自動で契約料が上がっていく契約も多いです。金額の妥当性を確認しましょう。

 

入居したら

住所登録

引っ越してから2週間以内にAnmeldung(住所登録)をすることになっています。

必要書類に記入して最寄りの役所に持っていきます。長いと半日くらいかかります。

書類のフォームは住んでいる場所によって違います。住んでいるところの名前とAnmeldungで調べると役所のページが出てくると思います。

これが完了すると住所登録の証明(A4ペラ1枚)をもらえます。これは大切にとっておきましょう。例えば日本から引越荷物を受け取るときなどに必要になります。

 

ゴミ捨てルールの確認

ドイツはルールの順守に関しては人の行動に結構口をはさむ文化です。

ゴミ捨てのルールはマンションごとに結構細かく決まっておりこれを知ってか知らずか守らないと注意されます。ゴミをさばくられたくないですよね。入居時にルールを確認しましょう。

大雑把に言うと、

  • 一般ごみ
  • 紙ごみ
  • プラごみ
  • 缶・ビン

に分かれており、一般ごみはさらに住む場所によっては野菜や土のみのビオごみと分類するケースがあります。

 

缶・ビンは区画にいくつか捨てるコンテナがあり、溜まったらそこに持って行って捨てます。プラごみは私の知る限りでは決まった日に近所に集荷にくるケースと、缶・ビン同様にコンテナに捨てに行くケースがあります。

缶・ビンは一般ごみに入れないように注意しましょう。

 

電池はスーパーのレジの近くで捨てられたりしますが、大き目の電子機器、粗大ごみなどはそのための集荷場(Wertstoffhof)へ持っていくことになります。ミュンヘンだったら、AWMというところが管理しています。集荷場は市内に沢山あります。

 

ご近所づきあい

配達の人が不在時に荷物を近所の人やハウスマイスターに預けることが少なくありません。私は、全然知らない数階下の人が預かってくれてたことがありました。お隣さんや上下の人のため、うるさくしないよう注意する(日曜は基本的に静かにする日です)とか、廊下で会ったら気持ちよく挨拶するとかは大切です。

 

換気

何度も言いますが換気は大切です。よく換気しましょう。

 

何か壊れたらすぐ大家に連絡する

部屋や備え付けの設備に問題があるときは、早めに大家さんに報告することをお勧めします。

入居後すぐに言えば気持ちよく修理してくれたりすることも、退去時まで放っておいて、そういうものが複数あったりすると、自分に非がなくても補償を請求される可能性があります。

大家さんによって放置プレイの人、頻繁に連絡を取ってくる人といますが、できるだけ親密な関係を築いておいたほうが、いざというとき助けになってくれる可能性が高いです。

 

 

ドイツの家探しについて何回か書いてきましたが、ここでとりあえず入居についてはひと段落です。

ドイツ以外のヨーロッパはどうなっているのでしょうか。似たような感じなのか、気になります。

 

それではまた。ビスダン!

 

 

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