すみよしの手帖

生活となりわいと趣味の手帖を紐ときます。

暗いけどなんか好きな歌

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こんにちは、よしのです。

 

今日は、おすすめの暗い歌の紹介。

暗い歌は作り手のことがより分かるような気がします。

暗い歌より明るい歌の方が元気になれるけど、暗い歌に共感する気分のときもある。

とことん落ちたいときの参考に。

 

 

BUMP OF CHICKEN 『太陽』

私の選曲では必ず出てくるバンプ・オブ・チキンです。

この曲は彼らの通算4枚目のアルバム、『ユグドラシル』の12曲目に収録されていました。

 

この歌の歌詞は、「窓の無い部屋」にいる存在が、「壊れかけ」た「ドアノブ」を回して、「君」のいる部屋の外に行こうかどうしようか悩んでいる、というストーリーです。

 

二度と朝には出会わない 窓の無い部屋で動物が一匹

ドアノブが壊れかけていて 触れたら最後 取れてしまいそうだ

http://j-lyric.net/artist/a000673/l002b52.html

 

部屋の中の存在は、一匹の動物→ひとつの心臓→一人の人間、と歌詞の中で形を明らかにしていきます。そして、この僕という存在と、僕を度々気をかけてくれている君という存在とのやりとりがドラマを生んでいます。

 

君のライトを壊してしまった 窓の無い部屋に来て欲しかった

それが過ちだと すぐに理解した

僕を探しに来てくれてた 光の向こうの君の姿が

永遠に見えなくなってしまった

それが見たかったんだと気付いた

http://j-lyric.net/artist/a000673/l002b52.html

 

ここの一節はとても逆説的で天邪鬼な私達の心を代弁してくれていると思います。

気にかけて欲しいんだけど、そうじゃないように振る舞って、相手を傷つけて、「ああ、やっぱり去っていくんだな」っていうことを確認する。どうしようもないことしてることに、だんだん気づいていく。

 

この部屋の中の人は、最後、外に出ようかどうか思案していて、ドアノブが「壊れたら もう出られはしない」という怖さを抱えています。と同時に、「出れたら最後 もう戻れはしない」という締めの詞が、本当の恐れなのだと感じられます。

 

iTunes Storeでさわりを聴けます。

 

ORニコニコ動画で聴けます。

太陽 BUMP OF CHICKEN by ツッピー - ニコニコ動画

 

ドアの向こうとこちらの対比というテーマはバンプの別の歌、『虹を待つ人』にも出てきます。『太陽』と『虹を待つ人』は呼応してるような気が個人的にしています。

 

the brilliant green 『冷たい花』

1995年に結成し、1997年にデビューした日本の3人組ロック・バンド。通称ブリグリ。98年に出た3枚目のシングル『There will be love there -愛のある場所-』を歌う、やる気ない感じのボーカル川瀬さんをすごくかわいいと思ったのを覚えています。『冷たい花』はその直後に出たシングルで、ヒットの後にすごい暗い歌だな、と思いましたがシングルチャートで初登場首位を獲得しました。

 

清らかな心で ぶっ潰したい

夢も希望も捨てた 自分の手で

怖れていたもの 何だったっけ そう

今はもうわからないし わかりたくもない

 

ここからまた日は昇って

この空に痛切に何か感じても

想い出と切なく語らうことが

何の役に立つってゆうの wo yeah

http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=65052

 

 

その後、ヒット曲は色々ありましたが、2001年に川瀬さんがTommy february6としてソロ活動を始めてからバンドは活動休止。トミーはブリグリとは全く違うポップでキュートな雰囲気でした。

以降も実質バンドとしては活動していたようですが自分は明るくありません。2003年にボーカルの川瀬さんとベースの奥田さんが結婚したのもこれを書いていて知った。

ブリグリの曲では『そのスピードで』、『愛の♡愛の星』なども好きです。

 

Chara 『70%-夕暮れのうた』

Charaは、1991年にデビューしたミュージシャン。

『Swallowtail Butterfly ~あいのうた~』を主題歌とする『スワロウテイル』では主演女優を果たし、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。

俳優の浅野忠信さんと1995年に結婚、2009年に離婚。『大切をきずくもの』は長男へ向けて書いた曲だそうで、そのミュージックビデオは、浅野さんの監督作品となっています。

楽曲提供やゲストボーカルも数多く務めています。

 

Charaの声は甘くて、決して低くないけど、この歌ではすごく渋い感じが漂います。

この歌の歌詞はそこまで暗くもないですが、疑問文が多くて、先の見えないざわざわした感じがあります。

 

生まれかわる ということを

信じていた?いる?いたいのかしら?

はじまりか おわりかなんて

物語はどうなるかしら?

 

つめたい雨か やさしい雨か

夕ぐれをつれてきた小鳥は

ぬれたままでとぶのか

心からうたえないのかしら?

きこえないわ

空をなくしてはないけど

http://www.kasi-time.com/item-16691.html

 

1999年のライブ映像です。

 

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椎名林檎 『眩暈』

椎名林檎が1999年に発表したシングル、『ここでキスして。』のカップリングだったのはこの『眩暈』と、『リモートコントローラー』だったんですね。どちらもすごく暗い感じの曲ですが、頭に強く残っているのは『ここでキスして。』の衝撃のせいもあるかもしれません。

 

あたしがこんなメロディを口ずさむのはさてどうしてでしょう?

ねぇ、じっくり考えてみて

あたしがこんな言葉を口走るのはさてどうしてでしょう?

ねぇ、ちょっぴり考えてみて

 

何処迄 堕ちて行っちゃうの

此の身体は

灰色に遠くなる遠くなる空

 

其の日は確かに地面が音も立てず

あたしの歩みを妨げ揺れて居た

http://j-lyric.net/artist/a00450a/l00dfcc.html

 

ウィキペディアによると、『眩暈』は林檎さんがロンドンに滞在してた時に作られた曲らしいです。確かにロンドンは曇り空が多いですからね…。どーんよりした景色が浮かびます。

 

アマゾンでほんのちょびっとだけ視聴できます。

 

岡北有由 『灰色ラブソング』

岡北有由さんは福岡出身のシンガーソングライター。2009年からはロンドンで活動しているようです。『灰色ラブソング』は2001年にシングルカットされたほか、同年にリリースされた『ベイスメント・ダイアリー』というアルバムの4曲目に収録されています。

 

男を恨めしく思う気持ちをつらつらと歌ったうた。女性のどろどろした部分が直球で表現されており私は好きです。

 

バイト優先なのが嫌 電話してくれないのが嫌

ひとりにするのが嫌 中途半端なのが嫌

かわいいの一言ないのが嫌

変に優しいのが嫌

 

「恋の病がこれか」て実感して

恋愛小説を読み始めたりして

占いで一喜一憂して

全部が全部変になってる

http://j-lyric.net/artist/a04a9b4/l01a579.html

 

 

中村一義 『ゲルニカ』

中村一義さんの名盤、『ERA』の13曲目に収録された曲。

中村さんは音楽活動を始める前は画家を志していたそうで、ピカソ、ゴッホ、シャガールなどに憧れていたそうです。でも模倣の域を脱せず、オリジナリティーの壁にぶちあたったとのこと(https://www.cinra.net/interview/otoheya/vol29-nakamurakazuyoshi)。

『ゲルニカ』を聴いて私は、まだ見ぬピカソのゲルニカに想いを馳せました。

中村さんの歌はぜひ歌詞を読みながら聴きたい。とにかく言葉が力強くて引っ張られるのです。コアなファンが多くて、歌詞の解釈とかを人のブログで読むのも面白い。

 

真っ白と黒のゲルニカに、たくさん色を塗れたら。目の前に。

真っ白と黒のゲルニカに、たくさん色を見たいから。

 

新世紀だろうがさ、根本は何も変わりゃしない。

見てみなよ、独裁者が叫ぶ革命はエゴさ。

 

真っ白と黒のゲルニカに、たくさん色を塗れたら。目の前に。

真っ白と黒のゲルニカに、たくさん色を見たいから。

 

目をそらさずに見て欲しい、本当にある事から、目の前に。

何枚ゲルニカのレプリカを、描いては焼いたのさ?

 

死んだふり・・・?

https://www.oricon.co.jp/prof/235616/lyrics/I072645/

 

 

凛として時雨 『傍観』

2002年に結成した3ピースロックバンドの凛として時雨。ボーカル・ギターのTKと、ベース・ボーカルの345と、ドラムのピエール中野からなる。ダブルボーカルの2人はものすごい声が高くて、私は最初に聴いたときは女性1人のボーカルだと思いました。

今は似たようなサウンドのバンドも見かけますが、彼らを始めて知った頃は、キンキンしてて最初は拒否感を感じるんだけど、各パートがそれぞれかっこよくて、中毒性があって、他にはない感じにはまりこみました。

2005年に自主レーベルでアルバム『#4』を出し、2008年のメジャーデビューまでに、ミニアルバム『Feeling your UFO』や、フルアルバム『Inspiration is DEAD』といった完成度の高いアルバムを出してます。

『傍観』は『#4』の9曲目に収録された曲。

 

僕は知らない 僕は見えない 僕は汚い 僕は消えたい

僕は知らない 僕は見えない 僕は汚い 僕は消えたい

僕は知らない 僕は見えない 僕は汚い 僕は消えたい

僕は知らない 僕は見えない 僕は汚い 僕は消えたい

http://j-lyric.net/artist/a04e1c7/l0345e1.html

 

この負のパワー3万%の歌詞を、あらんかぎりの力で歌うからこそ、この歌にはそれを吹っ飛ばしてしまうくらいの別のパワーもあるんだと思います。

 

私が時雨のライブによく行ってたころは締めは毎回これで、アンコールは100%ありませんでした。キーーーーーーーーーーンと鳴ってるアンプをそのままにして去っていく。混む前にロッカーに走れ!今もそうなのかな。

 

 

ギターかっこいい!!!!最高!!

 

 

アラサーらしいピックアップになりました。

暗い歌ってなかなかシングルカットされないから、動画があまりネットにないですね。

 

他にもいくつか候補はありましたが、メロディーも歌詞もとことん暗いっていうことに重点を置いて選びました。最近の歌にはとことん暗い歌って少ない気がします。歌詞が暗くても曲は明るかったり、アップテンポでメロディアスだったり。どっちかっていうと切ないとか、爽快感があるとか。

とことん暗い歌って、受け手にも余裕がないと流行らないのかもしれません。

 

話は変わりますが今回、書いていてロンドンは暗い雰囲気の似合う人を引き寄せる何かがあるのかしらと思いました。もちろん世界有数の大都市だから人が集まるっていうのもありますけど。Bonnie Pinkさんとか凛として時雨のTKさんとかもロンドンのイメージがあります(http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/10/post-2463.html)。宇多田ヒカルさんもロンドンに住んでいると聞くし。ある場所をテーマに、住んだことのあるアーティストを調べてみるのも面白そうだな、と思いました。

 

では、ビスダン。

 

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