私は和食が大好きです。何はともあれ米と味噌汁。
不思議なことに、お米と味噌汁の前では、自然と手を合わせて“いただきます。”という気持ちになるのですね。栄養バランスもとりやすいし、一汁一菜とか一汁三菜とかいうのは素晴らしい日本文化だと思います。
1人暮らしだとついつい料理は手抜きになりがちです。でも健康のためにはきちんと食べないと。自分の作った料理をおいしいと感じるようになると、つくる習慣が持続するようになります。家ごはんほど最高のものはないのです。安い!近い!美味い!
習慣が持続するという点では米と味噌汁は最強の味方です。1回作ると2~3食は火を入れ直して食べれるので、主菜をつくるだけでよかったり。流行の作り置きもおいしい家ごはんのサポーターですね。
ということで、今日は私がいつも頼りにしているお料理本5冊をご紹介します!
SPONSORED LINK
なんで本がいいの?
前に「くっくす!」というサイトの管理人、ゆいきさんがおっしゃってました。
「レシピ通りに作ったのに失敗した。」
こうなってしまう原因は、2つあると思っています。
1つ目は、レシピを書いている人が素人であるということです。クックパッドのようなサービスは誰でもレシピを掲載出来てしまいます。だから分量だって適当に書いて掲載している可能性は十分にあるんです。
同感です。
レシピ検索サイトは、手軽に調べられて情報量が多いのですが、有料会員にならないとランキングが見れないなどあり、いいレシピを探すのが少し手間なんですよね。
本がなくてもオンラインでレシピを検索できる便利さはあるけれど、同じレシピならプロの料理本を見たほうが間違いない、と思うようになりました。手元に本がなくてオンラインでレシピを探す場合は、下ごしらえや調味についてしっかり書いてあるレシピをおすすめします。
本の良いところは、「今日なんとなく献立が浮かばないな~」というときに、なんとなくペラペラめくっているだけで、これがいいかも、とヒントを得やすいところです。
日本食が恋しい私がよく参考にさせていただいているのは次の5冊。
スーパーやその辺の書店で買った本がほとんどなので、ご存じの方も多いかもしれません。
『しあわせの白ごはん』
「白ごはん.com」を主催されている、冨田ただすけさんの本。私はこの本で冨田さんを知って、サイトもよくチェックするようになりました。
お肉、お魚、お野菜などの和のレシピが載っていて、定食屋さんで出てきそうな なじみ深いメニューや、お酒に合いそうなおつまみ、保存食、気になる薬味や乾物の解説も載っています。
サイトを知ってからサイトでレシピをチェックすることが多いのですが、とても見やすくて、下ごしらえも写真つきで丁寧に教えてくれるので頼もしいです!
お魚の“霜降り”(魚の血合いや汚れを、お湯で固めて取り除く作業)なんて、このサイトを見て初めて知りました。
FacebookやTwitterでも、季節ごとの旬なメニューを配信されています。
とてもオススメ!
『おくすり味噌汁114』
大友育美さんの本。
体を温める、エネルギーを補う、巡りをよくする…といった目的に応じて章分けされており、「今日はこれにしよう!」と決めやすいです。
ツイッターでも紹介したんですけど、結構反響があって、皆献立を考えるのに苦戦してるのね~、と思いました。
以前ブログで紹介したこの本、とてもオススメです。
— よしの (@hatehatettt) 2017年1月3日
献立を考えるのが楽しくなります^ ^ pic.twitter.com/DG1EBksRBT
使っている食材の幅がとても広くて、あらためて「味噌汁ってスープなんだ…こんなに自由なんだ!」と気づかされます。
たとえばじゃがいもとクリームチーズの味噌汁とか、ズッキーニとじゃこの味噌汁とか。
我が家の人気は、ごま油で焼き目を付けたピーマンの味噌汁。香りが最高でやみつきになります。あと、にんじんみぞれの味噌汁もおすすめ。にんじんがシャキシャキしてとても美味しいです!
味噌やだしの説明、保存・持ち運びに便利な「味噌玉」の作り方なども載っています。
『らく麺100』
つむぎや さんと、下条美緒さんの本。
お米と味噌汁もいいけど、たまに猛烈に麺をすすりたいとき、ありますよね。
つむぎやさんの本は他にも持ってますが、どれも ものすごい美味しそうなんです。そうめん、そば、うどん、パスタなどいろんな麺を和風にアレンジしたメニューがいっぱい載っています。
この本も、使う材料の発想が自由で、カッテージチーズ、しば漬け、生ハムのそうめん や、とろろ、納豆、たくあんのうどん など、見たことないけど味のバランスとれてそう!って思うレシピがたくさんあります。
基本の調味も大切だけど、新しい発見のあるお料理ってわくわくしますね。
『伝えていきたい日本の味』
栗原はるみさんの本。
2011年、グルマン世界料理本大賞「日本料理の本部門」グランプリ受賞。
ハードカバーでかなり厚くて重たいです。
四季をベースにした目次になっていて、旬のものを作りたいというときに非常に参考になります。
いなりずしや、ほうれん草の白あえ、だしみつ卵、きんぴら、おからなどの日本に古くから伝わる素朴な味を丁寧に解説してくれているので、基本に立ち返ってしっかりと習いたい方におすすめです。また、定番料理は大体載っているので、レシピ辞典的な使い方が可能。
最終章では「料理が楽しくなる器」と題して、はるみさんの器ぞろえの考え方やお気に入りの器たちが紹介されています。
器は目にもうれしいお食事のとても重要なポイントですよね。こういう解説を読むのは料理本を手に取る際の楽しみの一つです。
『一流料理長の和食法典』
別冊家庭画報。この本は複数の料理長の方によって書かれています。
上の4冊が家庭料理向けなのに対し、この本は一流料理店のメニュー、そしてその料理長の方々が気を付けていることが書いてあります。
刺し身、酒の肴、あえもの、椀、煮もの、焼きもの、揚げもの、蒸しもの、ご飯、汁もの、デザートと、この本をマスターすればごちそうコースを家で再現できます。
写真が沢山載っていて料理作成手順が分かりやすく、見ていてとても楽しいです。
気になるお野菜の切り方の解説は、包丁入門と称して輪切り、半月切り、いちょう切りに始まり、ささがき、鹿の子、六方むき、などなどまで。
私が特に好きなページは「しんじょで楽しむ春夏秋冬」。蒸したしんじょが入った椀は懐石料理などでよく見るメニューですが、自分で作れるなんて発想がなかったのでとても新鮮でした。しかもしんじょは蒸しだけでなく焼きや揚げもあるんですね。
季節感に合わせて色々と料理法を変える遊び心を学ぶことができます。
お気に入りの料理家さんをみつけよう
よい料理家さん・よい本やサイトに出会うと、がぜん料理したいなという気持ちが湧き、勉強にもなりますね。是非おすすめの5冊を参考にしてみてください。
それではビスダン!
↓こちらの記事もどうぞ↓
SPONSORED LINK