こんにちは、よしのです。
今週次週と私の学校ではCareer Development週間です。ビジネスエチケット、面接対策、雇用契約の注意点、ケーススタディへの取り組み方などのワークショップや、模擬面接、模擬ケーススタディなどが実施されています。
そんな中、面接でいかに自分を売るか、について勉強になる話があったので、おさらいがてら、学んだことをまとめておきます。
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エレベーターピッチとは
エレベーターピッチとは、簡単に言うと自己紹介のことです。
ピッチはピッチャー、ピッチングのピッチ。もともとはシリコンバレーでスタートアップが投資家に投資をお願いするときに、ビジネスプランを説明することを指したようです。
最近は広く一般的に、プレゼンをする意味でも使われるし、個人の自己紹介を指したりもします。
目安の時間は30秒。エレベーターに乗っている時間で相手の心を掴まなければならないということです。
↓ご参考:NAVERまとめさん↓
エレベーターピッチの前提
公私の区別はつけきれない
私たちは、仕事のときの自分と、私生活のときの自分を分けて、違う顔を見せたりもしますが(会社とブログでキャラが違うとか)、同じ人間ですから当然オーバーラップする部分があります。
面接している人が興味があるのはもちろんプロフェッショナルな部分ですが、完璧に分けることはできないということを心得ておくべきです。また無理して作りすぎても、限界がありますし、すぐにボロが出ます。
仕事一本ということではなくて、広くいろいろなことに興味関心があるというのは、人間としても魅力的です。広い視野を持っています、ということをアピールできるし、そこから読み取ることができる情報もあります。
たとえば、ロッククライミングをしますとか、絵を描くのが趣味ですとかいう情報を、スパイス的に足したり、いつでも出せるようにしておくことで、相手が人間として興味を持ってくれるきっかけになるということがあります(ただしやりすぎは禁物)。
「好ましい」から「信頼できる」への昇格
人間ですから、必ず好き嫌いはあります。でも、面接官が見ているのは趣味的好き嫌いを超えて、この人を信頼して、仕事を任せられるかどうか、です。何か緊急事態が起きたときに、背中を預けられるかどうか。
また、知識的なことは勉強すればある程度身につけられますが、人間としての信頼性というのはそう簡単にごまかしたり、変えられるものではありません。
そのため、一緒に働きたいと思ってもらうには、「好ましい」から「信頼できる」に、印象を昇格させることが重要です。自分は信頼に足る人間であるということを、説得力あるエピソードを交えて話すことができるようにしておきましょう。
伝わるように伝える
年代や興味・関心によってパッと見て・聞いてわかる記号や言葉は異なります。
簡単な例で、例えばゲームをやる人は△×○□を見てコントローラーを連想するかもしれませんが、やらない世代にはなんのこっちゃとなります。
あとはktkr、ggrks、草とかネットをあまり使わない人にはわかりません。
大前提として、誰にでも分かる言葉で伝えることが重要です。
時は金なり
「昔むかしあるところに…」なんて言っている時間はありません。
相手は、「こいつ、つまんねー」と思ったらもう何も聞いていません。「なんで付き合わなきゃいけないの?私の時間を無駄にしないでくれる?」と思っているでしょう。
中には、貧乏ゆすりしたり、時計をちらちら見たり、机を指でトントン叩いたり、「早く!手短に!」と直接的に言う人もいるでしょう。
自分が学生のときに受けたつまらない授業を思い出してください。どう集中しようとしてもつまらない、眠い。まさにそのときのような気持ちに、相手はなっています。
つまんない、と思わせないくらいぐいぐい引き込む、魅力的な自己紹介ができれば理想的です。が、なかなか難しいですよね。
面接官があえてプレッシャーを与えるためにやっているケースもありますので、焦って自分を見失わないために、友達にプレッシャーを与えてもらって面接練習したりするとよいかもしれません。
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仕事に必要な4能力のチェックシート
以下に仕事において専ら必要とされる4つの能力と、それを細分化した項目の一覧があります。この各項目に、5点評価で自己評価をし、自分の強みを認識しましょう。
今自信のない弱みの部分は、今後どのように伸ばすか、説明できるようにしておきます。
上記は一例ですので、これ以外にも重要と思われる項目があれば足してください。
各種ストレングス・ファインダーで明確になった強みを織り込んでもいいでしょう。
魅力的なエレベーターピッチを作る3ステップ
どうしたら魅力的でわかりやすい自己紹介ができるのか。
以下に参考のステップをあげます。
- 希望するポジションに必要と思われる能力で、自分の強みにあたるものを抜き出し、要約する
- 強みに信ぴょう性を与えるため、具体的な過去の経験談などで肉付けする
- 興味を持ってもらえるように味付けする(言い回し、話の順序、サブストーリーなど)
たとえば「○○コンサルで5年働いていました」という実績があれば、ある程度のストレス耐性はあるだろうな、ということが想像できます。
また、「中学・高校とサッカーのチームで部長・リーダーをしていました」 というエピソードがあれば、チームをまとめる経験に秀でているのだなとわかるし、「小学校からずっとオルガンを続けています」というエピソードがあれば、忍耐強さや学習意欲を示すこともできます。
私生活とプロフェッショナルな能力の間には、思うほど明確な垣根はないのです。
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言うは易し、行うは難し。。。私も今から明日のピッチの準備です。
「つかみ」の効いた導入は、就職活動だけでなくセミナーの冒頭などでも重要です。
必要なことは、相手の求めているものを提供できますということを、綺麗に包装してプレゼントすること。
興味を持ってもらえるようなピッチになるよう、工夫を重ねましょう!
それではビスダン。
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