すみよしの手帖

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ドイツ移住をご検討の方必見 お部屋探しにまつわる色々④ ~住処のサブ条件 編~

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こんにちは、よしのです。

今日は前回の続きで、ドイツで部屋探しをする際の、私の思うあらまほしいサブ条件についてご紹介したいと思います。

前回は主要な4項目として、価格、広さ、立地、部屋数について触れました。


今回は以下を取り上げたいと思います。

 

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家具

家具あり物件は都会によく見られます。ミュンヘンでいうとMr. Lodgeなどが家具あり物件メインの紹介サイトです。


家具あり物件の利点は、身一つで移動できて引越しがしやすいことです。入居だけでなくもちろん退居も。1~3年くらいしか住まない場合は家具ありのほうが楽だと思います。

家具あり物件にはタオルやシーツもついていることが多く、基本的にその日から住めます。家具なし物件よりは家賃は高い傾向があります。

 

家具の趣味が合わないとちょっとつらいですが、絵や絨毯など、軽めのものは大家さんに頼んで引き取ってもらえることもあります(本人はその家具を好んでいる場合が多いので頼むときは丁寧に…)。

 

備え付けでも後付け家具でも収納がたっぷりあると便利です。自分の荷物量を把握して収まるかどうか考えながら内見しましょう。

 

キッチン(Einbauküche)

家具ありが何でもそろっているのと対照的に、家具なしの家は本当に何もない場合が結構あります。

天井から裸のコードがぴょろっと出てて照明を自分で設置するとか、キッチンを購入して一から自分で組み立てなければならない、など。

キッチンは、自分で買うと安くても3000 EUR前後はかかります。自分で組み立てるのは途方もない作業で、設置をプロに頼むとさらにお金がかかります。これが敷金や引越し費用と同時に出ていくと、かなり懐痛いです。

キッチン(Einbauküche)つきの物件を選ぶことは上記を避けたい場合には重要なポイントとなります。

逆に、現時点の条件で家探しに埒が明かない場合には、Einbaukücheを諦める、という手もあります。私の場合、内見時はキッチンなしの物件でしたが、その後大家さんと相談して、大家さんがキッチンを購入・設置してその分の費用を家賃に分割で上乗せしてもらえることになりました。我々としては住んだ期間分だけ払うことで使用できるし、初期費用も抑えられて、とても助かりました。キッチンなし物件でも、大家さんとの話し合いでキッチンありと同じ条件にしてもらえることもある、という例です。

 

キッチンの広さについて、完全に個人的意見ですがコンロは2口以上、できたら4口欲しいです。食器類を手洗い時に乾かすスペースに加え、多少の作業スペースがあることが望ましい。ドイツのシステムキッチンは食洗器がある場合も多く、そのためシンクや皿を乾かすスペースは手狭な印象です。

専用の洗剤が要りますが、食洗器は使い慣れるととても便利です。洗濯機がシステムキッチンに組み込まれている場合もままあります。

 

住環境

交通機関へのアクセスについては前回の記事で触れました。

その他の住環境で重要だなと思うものを雑多に挙げると、スーパー、ドラッグストア、家電量販店、雰囲気が良く美味しいレストラン、コーヒーショップ、公園や川などの自然、各科のお医者さん、子供がいれば通園先の幼稚園や学校、日本食材店などでしょうか。

スーパーとレストランは徒歩圏内にいくつか価格帯の違う選択肢があるとよいです。日本食を食べたいけど、なかなか自分で作れない人は日本食レストランの側に住んだりもします。

家電量販店はキッチン用品も売っているので生活立ち上げに助かります。

 

振興住宅地だとコンクリだらけで、緑も少なく景色がすごく簡素だったりします。

これはやっぱり歴史ある通りの三角屋根を窓から眺めるのとは気持ちが全く違います。

 

トイレ・バス

ドイツはユニットバスが多いです。

湯舟があれば、お湯を抜いてから湯舟の中で身体を洗うことになるので、入浴するとつかうお湯の量が多くなります。ドイツの人は毎日お風呂に入らないようで、光熱費や水道代は倹約する傾向にあるので(年々価格も上がっています)毎日はお風呂に入れません。水道代や光熱費が家賃込みの場合 あまり頻繁にお風呂に入ると、翌年家賃が跳ね上がりますので要注意です。

シャワーしかない物件もたくさんありますし、湯舟と別にシャワーもついている物件もあります。

お風呂部屋で個人的に重要だと思うポイントは窓です。窓があると換気がしやすいです。窓がないと換気がしにくく、天井にカビがはえたり、木の床板が湿気で膨らんだりします。

 

 

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洗濯・乾燥

できたら、自分の家庭専用の洗濯機が欲しいですよね。検索サイトによってはフィルターをかけられます。自分用の洗濯機置き場がない場合は、共同の有料洗濯機や乾燥機が地下にあることが多いです。

洗った洗濯物は乾燥機にかけるか、干しますが、外で干しているのはほとんど見ません。恐らく景観を損ねるのでNGなのだと思います。地下に共同の干すスペースがあるマンションも多いです。

室内で干すとまた湿気がこもるので要注意です。特に暖房(Heizung)の上にかけて干したりしてると、大家さんに嫌がられます。

 

駐車場

車のある人は駐車場が要りますね。雪が降る地域の場合、駐車場は断然 屋根付きまたは地下がオススメです。雪が降るたび雪かきして出勤するのは本当に億劫です。

路上駐車は通り毎に看板が立っており止められる時間帯などが異なります。近隣住民だけが止められる路駐ゾーンになっていることも。この場合は役所で手続きをすることで必要な証明書をもらえます。参考までに以下はミュンヘンの関連ページです。

https://www.muenchen.de/rathaus/Stadtverwaltung/Kreisverwaltungsreferat/Verkehr/Parkraummanagement/Parkausweis-fuer-Anwohner.html

 

余談ですがドイツは本当に路駐が多いです。ドイツに引っ越してきたときにびっくりしたことの1つです。都市部では縦列ができないと車でサバイブできません。道も駐車場も狭くて、擦りやすいので要注意です。車が小さいと小回りがきくけど、それはそれでアウトバーンでぶっ飛ばすのは心配なんですよね。

 

エレベーターと階数

特にお子さんのいる方で、上層階に住む人はエレベーターは必須ですね。小さい子供がいると上層階は難色を示されることもありますが。

4階建てくらいだとエレベーターがない住居は結構あるので、条件検索する際は注意が必要です。住む階数とエレベーターのありなしで引越し費用も変わってきます。

この辺の条件も最悪、融通をきかせることで選択肢を増やせます。

 

バルコニー

バルコニーがあると外で食事したり、あたたかい日に日光浴しながら本を読んだり、植物を育てられたりと色々重宝します。QoLをあげてくれる条件のひとつです。

 

その他

ロフト

ロフト付き物件の場合は住面積を安めに拡張できることも。寝室に使用する部屋は天井高は必須ではないのでロフトはありだと思います。

ただ、はしごで上り下りするタイプは踏み外したりする心配がありますね。ベッドの搬入も大変そうです。

 

ハウスマイスター

フィルタリングはできないと思いますが、ハウスマイスターについて。ハウスマイスターは、いわばマンションの管理人です(大家とは別)。マンションによって いる場合といない場合とあります。

マンションごとに違うと思いますが、共用部のチェックをしたり、簡単な設備の修理をしたり、各部屋の予備の鍵を持っていたり、不在時に荷物を預かってくれたりします。いたら安心、と言えるのかもしれません。

 

 

以上、お部屋探しのサブ条件についてでした。

自分や家族のライフスタイルに合わせて必要なものを見極めましょう!

 

契約を取り付けるまでに必要なこと、退去時のやることリストなどもおいおい書けたらなと思います。

 

それではビスダン。

 

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