こんにちは、よしのです。
今日はさっくりと「好き活(すきかつ)」をお勧めしようと思います。
先に言っとくと婚活や恋活とは関係ありません。
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好き活とは
私が勝手につくった造語です。
好きなもの・人・ことなどについて考える活動のことです。
好きな理由をありったけ書き出すだけ。
本、漫画、映画、音楽など趣味的なもの、画家、ミュージシャン、家族、恋人、ペットなど憧れの・身近な人、毎週練習しているスポーツ、行ってみたい都市、研究対象、仕事で扱っているもの、食べ物など、対象は何でもOK。
『魔女の宅急便』を好き活してみる
たとえば私の大好きな映画の1つに宮崎駿監督の『魔女の宅急便』があるのですが、なんでこれを好きなのかを(すごく適当に)書き出してみます。
- オープニングのキキの服がかわいい
- キキの持っているオレンジの鞄がかわいい
- 魔法使いとかかっこいい
- 新しい街を探して、暮らすワクワク感
- 藁で寝るの楽しそう
- 映画に出てくる街並みがきれい
- キキが礼儀正しい
- 13才という若さでめっちゃ頑張ってる
- とんぼめっちゃいい人(こういう素朴な男子がいいんだよ…)
- おそのさんめっちゃいい人(よく知らない人に部屋を貸してくれるなんて)
- キキの部屋がかわいい(屋根裏部屋って絵になるんだよね)
- パン/パンケーキ/ニシンとかぼちゃの包み焼き/チョコレートケーキ美味しそう
- 音楽が素敵すぎる(ゆーみーん!)
- 子供のときから観てるから無条件に全シーンが懐かしい
- とんぼに対してすぐ不機嫌になったりするキキが等身大でよい
- ウルスラとキキが両方高山みなみさんなのがすごい
- ウルスラの絵を描けなくなった時の話がじーんとする(誰かの真似じゃだめ!)
- 飛べなくなってもとんぼを助けようと必死になるキキ(あの子飛べたわ!うるう)
こんな感じで。めっちゃ適当ですがさらになぜなぜしていくとより良いと思います。
映画より。何度見ても泣けるこのシーン。
私が魔女宅を一番頻繁に観ていたのは、ドイツに来てすぐのころです。ほとんど毎日見ていました。映画に出てくる街並みが、ドイツと似ていて、1年だけの修行のために新しい街に来るというキキの状況が自分とすごく似ていたから、彼女を自分と重ね合わせて見ていたのかと思います。そんな中で、困難にぶち当たっても悩みながら自分なりに努力する彼女の姿に、いつも勇気づけられるんですよね。
好き活のいいところ
思考の整理になる
好きなものの好きなところを沢山書き出しているとその中に共通点を見出したり、自分の傾向を見て取れることがあると思います。それって普段から自分がなりたいと思っている姿だったり、大切にしたいと思っている考え方だったりします。「好き!」だけだと見逃しがちですが、「なぜ」の部分を考えると、表層的なところから一歩進んで、自分の価値観を掘り出すことができます。これは、悩んだときの判断軸になったり、アイデアの源になったりしてくれる強力なお宝なんです。
さらに、その好きの対象が目指す姿である場合には、どうしたらそうなれるかという道筋を照らしてくれることにもなります。
ポジティブな気持ちになれる
前向きなことばかり書き出しているとポジティブな気持ちになれます。嫌いなところはほっといても目につくものです。あえて好きな理由をあげることで、普段から対象のいいところを探す訓練にもなると思います。
小林賢太郎さんの教え
実はこれ、元はと言えば小林賢太郎さんの本に書いてあったことです。
私、ラーメンズとか、小林賢太郎さんの作品はほとんど見たことないのですが、よく知らずに彼の本を買いまして、その『僕がコントや演劇のために考えていること』という本の中に以下のような節があるのです。
自分は何が好きなのかを知り、なぜ好きなのかまで考える
「自分は何が好きなのか」。これを知ることは、表現者にとって大事なことです。しかし、もっと大事なのは「自分はなぜそれが好きなのか」までをきちんと知るということです。
映画だろうと音楽だろうと食べ物だろうと、「好き」と思ったら、それがなぜ好きなのか理由がわかるまで考えます。
(中略)
「何が好きか」だけを集めても、それらを真似た作品しかつくれません。しかし「それがなぜ好きなのか」ということは、自分の中に答えがあることです。オリジナルを生み出すためのヒントをつかめるのです。
(後略)
本にはこの節だけでなく、ためになることが他にも一杯書いてあったので、興味のある方は是非。
以上、好き活のススメでした。
それでは~ビスダン~。
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