こんにちは、よしのです。
今日は元気とやる気が出る歌を紹介します。
最近はiTunes Storeで買ったり、Spotifyで聴いたりで、歌詞をまじまじと見ることが減りましたが、CDを店頭で買っていたころは、最初に曲を聴くときに必ず歌詞をじっくり読みこんでいました。聴いてて歌詞が分からないとなんだかムズムズします。歌詞もうたの一部だから、その意味も合わせて作品として楽しみたい。
曲調も重要だけど、私がすごい元気になれるうたは、歌詞に勇気づけられることが多いです。
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- 中村一義 ジュビリー
- チャットモンチー 変身
- 阿部真央 這い上がれMY WAY
- RADWIMPS ます。
- ONE OK ROCK 完全感覚Dreamer
- 木村カエラ BANZAI
- 宇多田ヒカル Keep Tryin’
- BUMP OF CHICKEN ガラスのブルース
中村一義 ジュビリー
中村一義さんは、1997年にデビューしたミュージシャン。
2002年に『100s(ひゃくしき)』というアルバムを出してからは、同名のバンドとしても活動されています。
デビューアルバム『金字塔』は22歳にという若さにしてセルフプロデュースで、渋谷陽一さん(㈱ロッキング・オンの社長さん)により「10年に一人の天才」とのコメントがよせられました。楽器もほぼ全て自分で演奏していたというからすごい。
『ジュビリー』は、1999年にリリースされた中村一義さんの9枚目のシングルで、PVはアニメーション作家の山村浩二さんが手がけていました。
すごく独特な世界観。リリース当時、スペースシャワーTVでしょっちゅうかかっているのを見ていましたが、当時は「怖い」としか思いませんでした。強烈に記憶に残っており、今見ると懐かしいな、と思います。
このPVについて詳しく書いてるページがあるので興味のある人はご参照を。
「真っすぐに背筋を正そうぜ。」で始まる歌詞。
これを聞くたびに、背筋が伸びる想いがするのです。
真っすぐに背筋を正そうぜ。
病んだビール、開け放って。
すんげえ泥臭い日々にさ、ビート入れ、
街中にバラまこうぜ。
そう、君ん中に溢れ出す世界に、必死で灯るサインが。
それをみんなが持って、出会えたらなぁって、
単純に想いたいから。
http://j-lyric.net/artist/a002631/l008025.html
中村一義さんの歌の歌詞の、句読点の付け方がとても好きです。
「病んだ」「泥臭い」「キレイ事」など、ポジティブな言葉だけでなく、現実的でどろっとした言葉の中に、ものすごく力強くて、美しくて、光を放つ言葉たちがちりばめられていて、とても勇気がもらえます。
ジュビリーが入っていたのは『ERA』というアルバムです。歌詞カードがとても凝っていて、初めて聴いたときは、夢中で歌詞を読みながらすごい衝撃を覚えたのをおぼえています。この曲・アルバム以外でも、『ここにいる』、『1,2,3』、『ショートホープ』、『キャノンボール』、『セブンスター』、『新世界』などが好きですね。
チャットモンチー 変身
チャットモンチーは徳島出身のロックバンド。
現在はボーカルギターの橋本絵莉子さん(ハシエリ)とベースコーラスの福岡晃子さん(アッコ)からなる。デビュー以降、2011年までは高橋久美子さん(クミコン)がドラムコーラスを務めていました。
デビュー前からメンバー変更の多かったチャットモンチーですが、クミコンはデビュー以降ずっと3ピースとして参加してきたメンバーで、バンドはこの3人で数々の名曲を生み出し大きくなってきたので、2011年の彼女の脱退のニュースはものすごくショッキングでした。
当時、私はドイツに引っ越して数か月のころで、mixiで友達がクミコン脱退のニュースについて話していて、速攻でオフィシャルサイトのメッセージを読みに行ったのを覚えています。読みながら、本当に号泣しました。
久美子が決意したと同時に、私たち2人もチャットモンチーを続けることを決めました。
その理由もまた簡単。
まだまだ新しいものを作りたいし、できると思うからです。
ずっと変わらないものより、変わっていくからこそ魅力的でありたい。
ただ変わりたくないのは、音楽に誠実であること。
メッセージ全文はこちらから読めます↓。
クミコンが脱退した後、バンドはどうなったかというと、なんとベースだったアッコがドラムに転向し、二人はツーピースとしてアルバム『変身』をリリースしました。
アルバム『変身』の1曲目に収録された同名の『変身』という曲は、
「変身しよう 変身しよう」という歌詞で始まり、
いつが今なんだ?
用意されたものが
すでに過去だとしたら
変身するぞ
裏切りのサプライズ踊って
変身するぞ
どうせ嫌いになんてなれないだろ?
と歌っています。
http://j-lyric.net/artist/a04c8fe/l02a49a.html
彼らの、「変わっていくからこそ魅力的でありたい」、そして「音楽に誠実でありたい」という決意が感じ取れる歌詞であり、同時に、変化する自分達が受け入れられるのだろうか、という不安に立ち向かっている姿も思い起こされる歌詞です。
2人体制になって出たシングルである『満月に吠えろ』ではクミコンが脱退したときの気持ちが正面から表現されています。『満月に吠えろ』と『変身』は呼応しているような感じもあります。『満月に吠えろ』のあと出たこのインタビューも、最高です↓。
『変身』の後リリースされた『共鳴』というアルバムがまた、号泣もので、このアルバムでは色々なメンバーを迎えてコラボしながら多彩な楽曲を生み出しています。
クミコン脱退時の力強いメッセージの通り、2人はその後も魅力的な楽曲を発信し続けています。そんなチャットモンチーを見ると、いつも「私も頑張ろう!!」という気持ちにさせられます。
DVDもいくつか持っていますがハシエリの歌う姿がとてもかっこよくて、『デザート』なんかは励まされたいときに見たくなるDVDの一つです。
阿部真央 這い上がれMY WAY
阿部真央ちゃん、通称あべまは、2009年にデビューしたシンガーソングライター。
デビューアルバムの『ふりぃ』にグッときてライブ観に行きましたね。当時まだ10代後半でしたがすごいどしっとしてて、素晴らしい声量だった。発売前の『貴方の恋人になりたいのです』を聴いて、感動して涙出ました。
そのときから変わらず、等身大で戦っている姿にはいつも元気づけられます。多彩な声音が出せるのも彼女の魅力だと思います。
2015年に出た6枚目のアルバム、『おっぱじめ!』の1曲目に入っている『這い上がれ MY WAY』の魅力は、どこまでも直球な歌詞と、それにピッタリ呼応したパワフルな真央ちゃんの歌声。
誰かを引っ張って比べて わざわざ落ち込む自分がイヤよ
余裕気取ったってハリボテのこの身では何も生み出せない
結果はいつも素直ね きっとここが正しい私の未来
アイツが居ようと居まいと私の端書きに書き換えはない
今こそ背筋を伸ばしたら 至らぬ自分を見届けるのさ
そして次の一手を探しに 歩き出すのさ
http://j-lyric.net/artist/a04f581/l034bed.html
誰にも振り回されない、そして自分で自分の道を切り開いていくぞ!っていういさぎよさが感じられます。
RADWIMPS ます。
大学で風邪を引いたときに布団の中でエンドレスリピートしてたのが思い出深い曲です。
映画『君の名は。』の音楽を担当し、同作の主題歌である『前前前世』が収録された『人間開花』がリリースされて記憶に新しいRADWIMPS。
メジャーデビューは2006年だけど活動は2002年頃から。
チャットモンチーと同じく何回かメンバー変更しています。インディーズ1枚目のアルバム『RADWIMPS』は結構違うメンバーだけど私はすごい好き。2枚目はメンバーチェンジ後で、その後ずっと同じメンバーでしたが2015年にドラムスの山口さんが休養に入って、今はドラムスはサポートメンバーで対応しているようです。
ボーカルで作詞・作曲を手掛ける野田洋次郎さんは幼少期をアメリカで過ごして英語の発音が素晴らしい。早口すごい。その作詞・作曲能力だけでも深さや幅に終わりが見えないのに、ソロとしても活動を始めたり、エッセイ書籍を出したり、俳優業にも進出したりして本当に才能が底なしですね。
歌詞の内容がすごいパーソナルなものが多いから、結構たまにアップアップと溺れそうになるんですけど、そこまで真剣勝負じゃないと書けないだろう作品もたくさんあってそれが魅力でもあると思います。
『ます。』(ますまると読むらしいです。時代を先取りしている!!)は通算4枚目のアルバム『RADWIMPS 4 ~おかずのごはん~』の11曲目に収録されている曲。
Monday 泣いて Tuesday 吐いて Wednesday やってらんねぇってなっても
Saturday Sunday 笑っていいんです
http://j-lyric.net/artist/a04ac97/l009866.html
長いことお付き合いしている方について歌っている歌詞が多いですが、人間・恋愛関係で色々あってダメージを受けてても、立ち上がるその姿。嫌なことあったって、ずっと落ち込んでなきゃいけないわけじゃない、って聞くとそうだなぁってホッとする気がします。
RADは他にも元気になれる歌がたくさん。『愛へ』、『億万笑者』、『バグパイプ』、『会心の一撃』なんかも私は元気になれる。ノれる歌多すぎて、心臓はちきれそうですね。
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ONE OK ROCK 完全感覚Dreamer
カラオケで歌ってて、なんていい歌詞なんだ!?って思った歌。
ONE OK ROCK(ワンオク)については以前も記事に書きました↓。
日本を代表するロックバンドの1つですよね。
ギターを握るボーカルもかっこいいけど、Takaさんのようにボーカルに専念するボーカルも、とてもかっこいいと思います。しかもボーカルだけだと動きが単調になりがちだけど、Takaさんは動きもかっこよくて見てて飽きません。
は~~~かっこええ。
『完全感覚Dreamer』は、ワンオクの4枚目のシングルで、同じく4枚目のアルバム『Nicheシンドローム』の3曲目に収録されていました。
Past time has no meaning for us, it’s not enough!
We will make it better or just stand here longer
Say it “we can’t end here till we can get it enough!!”
This is my own judgement!! Got nothing to say!!
もしも他に何か思いつきゃ速攻言うさ!!
「完全感覚Dreamer」がボクの名さ
Well, say it? well, say it!!
You know I’ve got to be NUMBER ONE!!
http://j-lyric.net/artist/a04cc4b/l01eb43.html
バンドの歴史の中では割と初期の曲だとは思うんですけど、この飽くなき探求心みたいな歌詞に奮い立たされるんです。「全然満足できないんだぜ、こんなもんじゃ!!」って感じ。
すごい人ほど、自分に求めるもののレベルが高いですよね。
英語だとビックリマークを多用すると、めっちゃ怒ってる感じがするって聞いたことありますが、この曲の歌詞はこのビックリマークの多さが活きていますね。
木村カエラ BANZAI
バンザイっていうタイトルの歌はウルフルズやB’zさんも歌っていますが、私が好きなのは木村カエラちゃんのやつ。前の会社で働いてたとき、通ってたバーのオーナーさんがカエラちゃんのファンで、「かわい~」っていいながらお店でこのPVを流してました。
カエラちゃんがモデルしてたことは知ってる人が多いと思うんですが、小6からCUTiEの読者モデルだったのですね。CUTiE読んでたなぁ。
カエラちゃんはテレビ神奈川の音楽情報番組、『saku saku』のMCでもありました。私は見てなかったけど、ちょっとおしゃれな男子はsaku sakuのカエラちゃんがかわいいって言ってるイメージがあった。
カエラちゃんの歌の中では『Butterfly』が結婚式ソング!っていうイメージ強いと思うのですが、私は『BANZAI』からも、負けず劣らず愛とか新しい始まりの感じをとても強く受けます。ButterflyもBANZAIも『HOCUS POCUS』という2009年6月に出たアルバムに収録されており、俳優の瑛太さんとの結婚、出産がその翌年。
Baby I need you too
Baby I like you too
ノリだせ BANZAI BANZAI
踊り出せ BANZAI Be mine Yeah
風 ノリに乗って 乗って
飛び上がれ 僕らの未来
この世界が 今よりマシな
世界に なるといいな
この先が 今よりマシな
僕らに なるといいな
ダメならダッサイ
http://j-lyric.net/artist/a000880/l01789d.html
これから来る未来の明るさを感じつつ、「世界」、「僕ら」を「今よりマシに」していくぞって強い気持ちが「ダメならダッサイ」の部分に表れてると思います。
すごく前向きでいいですよね。MVもカエラちゃんのかわいさが際立ちます。
宇多田ヒカル Keep Tryin’
宇多田ヒカルさんについても過去にブログで複数回書いています。
私、電車で1時間半以上かけて大学に通っていたんですけど、よく授業に遅刻していたんですよね。1限に若干遅刻して、もう諦めようか…ってときにこの曲の「ちょっと遅刻した朝もここから頑張ろう」って歌詞が流れてくると、遅れても授業行こう、と思ったのを覚えています。歌で行動まで変わっちゃうんですよ。
I don’t care about anything
どうでもいいって顔しながら
ずっとずっと祈っていた
無い物ねだり
ちょっとやそっとで満足できない
だからkeep trying
去年より面倒くさがりになってるぞ
挑戦者のみもらえるご褒美
欲しいの
I don’t care about anything
ちょっと遅刻した朝もここから
がんばろうよ
何度でも期待するの
バカみたいなんかじゃない
だからkeep trying
http://j-lyric.net/artist/a001c7c/l008de0.html
この曲は16枚目のシングルであり、4枚目のアルバム、『ULTRA BLUE』の2曲目に収録されましたが、ここまでの間にヒッキーはとてつもない成功を既に収めているわけです。
それでもなお、彼女にも当然ながら葛藤があって、「もっともっと」と求めていることが歌から分かります。ワンオクの歌もそうだけど、すでに頑張っている人が、もっと頑張らなきゃって言ってる姿を見ると、打たれますよね…。こんなにすごい人でも、まだまだがんばらなきゃと思うんだなぁと。当たり前と言えば当たり前なのですが。満足なんてできるはずないですよね。
普段のヒッキーは、あまり弱さを見せないキャラだと思いますが、この歌にはたまには弱気になるんだという彼女の姿が、歌の中だからこそ素直に表現されていてとても共感できます。
BUMP OF CHICKEN ガラスのブルース
最後はこれっきゃないでしょう。
もう、何年励まされ続けたかわかりません。たぶん、私にとって一生宝物な歌です。
藤君も、インタビューで、「デビュー曲がこの曲でバンドにとっては幸せなことだった」というようなことを言っていました(雑誌が手元になくて正確に書けなくてごめんなさい)。
バンドにとっての原点で、インディーズのときの最初のアルバム、『FLAME VEIN』の1曲目に入っている曲です。ライブではよくアンコールで歌われており、バンドの初期のころに大会で入賞したりもしている曲です。
『FLAME VEIN』は藤君が手作りした歌詞カードが使われているのですが、アルバムの名の通り、熱すぎて火傷するかと思ったよ、って感じの歌詞カードなんですよ。
ガラスのブルースの手書き歌詞カードを読みながら曲を聴いていると、歌のクライマックスに向けて盛り上がっていく曲とシンクロして、歌詞カードの文字も大きく、情熱的になっていって、とてもアツい気持ちになるのです。
『FLAME VEIN』歌詞カードより
生まれて来たことに意味があるのさ 一秒も無駄にしちゃいけないよ
嵐が来ようが 雨が降ろうが
いつでも全力で 空を見上げて笑いとばしてやる
ああ 僕はいつか 空にきらめく星になる
ああ その日まで 精一杯歌を唄う
http://j-lyric.net/artist/a000673/l001a42.html
BUMPの歌はストーリーになっている歌詞が多いのですが、この歌はりんりんとした音色で精一杯歌っていたネコが死んでしまって、そのネコから精一杯生きていくことを学んだ我々が、強く生きていく、っていう歌詞なんですよね。
最初はネコの目の描写だった世界が、だんだんと歌い手(藤原さん)に移っていく様子が見事に描かれていて、最後は完全に歌い手の決意表明のように感じられます。
シンプルな歌詞なのに、ものすごいパワフル。
生きるっていうとても基本的なことについて歌っているからこそ、永くながく愛されて、誰もが共感できるのではないかと思います。
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恋愛の唄、人生の唄、友達の唄、いろいろありますが、私が特にジーンとくるのは自分の弱さを認識して、それでも自分を鼓舞してるって歌だというのが、よくわかる内容になりました。。。それが、数々の実績を積み上げた人の言うことだと、より励まされるんですよね~この人でも、同じなんだ!って。
というわけで、明日からも頑張りましょう。
では、ビスダン!
※思いつき次第更新します。
↓こちらの記事もどうぞ↓
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