すみよしの手帖

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ドイツ子育て手帳 Kita(保育園・幼稚園)を探す・見つける

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こんにちは、よしのです。

今日はドイツのKitaのことを書こうと思います。

 

 

Kitaとは

KitaはKindertagesstätteの略で、専門的な資格を持った人が子供を預かってくれるところです。以下を含めます。

  • Kinderkrippe(保育園)…6ヶ月〜3歳までの子が行く
  • Kindergarten(幼稚園)…2歳半〜6歳までの子が行く
  • Hort(学童)…小中学生が学校が終わってから行く

ドイツでは3〜5歳の子供の93.6%がKindergartenに通っているそうです。
Kindergarten – Wikipedia

Kindergartenに通う年齢になったら、預け先を見つけるのはそんなに難しくないのだと思いますが、その前のKrippeの保活がなかなか大変です。

 

Kitaに関する権利はこちらなどを参照
www.advocado.de

 

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Krippeの探し方・申し込み方法

地域によって多少の差がありますが、市のホームページなどで申し込み方法を確認できます。以前住んでいたミュンヘンでは、「kita finder+」というサイトがあり、どこのKrippeもここから申し込みをすることになっていました。

kitafinder.muenchen.de

 

空き状況が信号の色で表示されていて、家から近いところを地図上で探して一括申し込みするなどが可能です。

ただし、実際のところここで申し込みをしても、kita finder+経由のメッセージをきちんとチェックしているKrippeは少ないようで、返事が帰ってくることはほとんどありませんでした。ミュンヘンが保活激戦区だというのもあります。

それぞれのKrippeのホームページを見て、直接連絡できるようなら直接連絡、見学会の日程があれば見学会に出向くなど、直にアタックしていかないと入れる可能性は低いようです。

 

我が家は、ミュンヘンでの預入先が決まる前にお隣の州に引っ越すことになりました。

引っ越したBaden-Württemberg州の小さな町では、市のホームページにのっているフォームをダウンロードして記入し、それぞれのKrippeにメールや郵送で送って申し込むという、昔ながらの方法でした。市内にどんなKrippeがあるかは、市のホームページに掲載されています。

家から近くて費用が低めのところを複数ピックアップ。申込書には、私たちの家庭が日本人家庭で家では日本語であること、今後子供がスムーズにドイツ社会に溶け込めるように、早めにドイツ語を学ばせたいなどと書きました。

記入した申請書をスキャンしてメールで送ったところ、一番近いところから返信が来てトントン拍子に入園できることになりました。

2歳になる月からの入園を希望して、申込書を送ったのは希望入園月の5ヶ月ほど前です。

 

Krippeの入園枠

預け入れの枠は共働き家庭や、兄弟がすでに入園している家庭が優先されるのが一般的のようです。でもミュンヘンの共働きの友人は、家の目と鼻の先にあるKrippeに入れなかったと言っていました。また別のミュンヘンの友人からは、月齢と性別がたまたま園が探している条件にマッチしていたからお声がかかったという話も聞きました。

私はフリーランスで在宅勤務していますが、会社勤めの人と比べると家で子供を見られる融通は効きやすいと判断されそうな気がしますし、都市部の保活激戦区に住んでいたら、今も預入先が見つかっている可能性は低いんじゃないかと思います。なぜ入園枠が決まったのか考えると、自分の場合「田舎だから」というのが最大の理由だと思います。身も蓋もないですが。

 

Krippeの料金

料金についても触れておきます。うちが通っている公立のKrippeは、朝7:00〜昼14:00まで最大7時間預けられて、料金は352€/月です。世帯内でKitaに通っている子が多いほど、1人あたりの預け料金も安くなります。子供が3歳になってKindergartenに上がると、同じ料金で17時まで預けるか、同じ時間帯でもっと安い料金にするか選べます。

この料金、私の感覚ではとても高いです。もちろん私立のKrippeよりは全然安いのですが。ミュンヘンの場合、2019年からKitaの料金がかなり安くなって、今住んでいるところと比べると屁でもありませんでした。ミュンヘンのKitaの料金は世帯収入によって違いますが、1日6時間を超えて預けても最大150€を超えません。

州をまたいで移動していると、地域によって子育て世代への支援レベルが全然違うことを実感します。バイエルンは子供が3歳になるまでFamiliengeldもくれたし、その間は健康保険料も免除されていたし、その点ではとても素晴らしい州だったなぁと思います。

https://ru.muenchen.de/pdf/2019/ru-2019-05-21.pdf#page=8

 

Tagesmutterという選択肢

ところで、Krippeに入れなかったので子供をTagesmutterに預けたという話はちらほら耳にします。Tagesmutterというのは保育園のような機関ではなく個人宅で日中数人子供を預かってくれる人のことで、保育ママとか個人託児所と訳されているようです。

自分もKrippeがどうしても見つからなければTagesumutterを探そうと思っていました。しかし、ミュンヘンでシッターやTagesmutterを探すサイトを見る限り、非常に高額でした。友人は月300€ちょっとで週5日間、1日数時間(何時間だったか忘れてしまいましたが6時間とかだったと思う)Tagesmutterに預けていると言っていた気がするのですが、どこでそういうTagesmutterを見つけることができるのかは未だによくわかりません。この点については人脈やコネが結構大事なのではないだろうか、などと思っています。

 

次は慣らし保育について書きたいと思います。

チャオチャオ!

 

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