こんにちは、よしのです。
当ブログでは1番人気の記事「お手本にしたい!Carrie Bradshaw のお部屋」に引き続き、アメリカのドラマのインテリア解説。
今回は、Sex and the CityやGame of Thronesでもお馴染みの、HBOというケーブルテレビ放送局が手がけるドラマ『Silicon Valley(シリコンバレー)』の家をみていきたいと思います!
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Silicon Valleyってどんなドラマ?
まずは見たことない人に簡単にドラマのご紹介を。このドラマ、とにかく面白くて、超おすすめ!!
シリコンバレーでIT系スタートアップが、pied piper(パイド・パイパー)という会社を設立して成長させていく過程をコミカルに描いたお話です。
魅力その1 キャラ設定が最高!
メインキャラの男性5人がそれぞれに特徴的で、彼らのやりとりが笑える。以下は私目線の各キャラの紹介です。
- リチャード:pied piperの設立者。人前が苦手な天才コーダー。KYな発言が多いけど根は真面目で誠実。
- エルリック:pied piper家兼オフィスの家主。自称インキュベーター。よくラリってる。口が達者だけど実質していることは少ない。
- ギルフォイル:pied piperの設立メンバー。セキュリティやサーバーの担当で実は有能。冷静かつ皮肉を交えた鋭いコメントを放つ。
- デネーシュ:pied piperの設立メンバー。女性に弱い、いじられキャラ。ギルフォイルをライバル視している。
- ジェレッド(本名ドナルド):ちょっと遅れてpied piperに入ったメンバー。戦略・財務・人事・調達など事務方全般をこなすブレーン。控えめで天然。
魅力その2 ファッションも要注目!!
それぞれのキャラにピッタリのエフォートレスなコーディネートが目を引きます。
シリーズの衣装を担当した人によると「フーディー(フード付きのスウェットパーカー)がシリコンバレーのブレザー」だそうです。
http://www.esquire.com/style/mens-fashion/a28172/silicon-valley-hbo-style-0414/
左から、デネーシュ、ギルフォイル、リチャード、ジェレッド、エルリック。
ちなみにドラマに出てくるアイコン的なTシャツは米Amazonで大体買えます。
一部、日本のAmazonでも買えます。
魅力その3 シリコンバレーのスタートアップについて学べる!!!
1番の魅力は、シリコンバレーのスタートアップについて学べること。
資金集めや会社の名前・ロゴ・登記といった法律問題、社内規則・企業文化の確立、ベンチャーキャピタルとのいざこざ、組織としての意思決定、幹部の入れ替わり、開発VS営業などなど、組織の新規立ち上げに付随する困難や、スタートアップがどんなステップを踏むのかが分かりやすく描かれていて勉強になります。
シリコンバレーという小さな「泡」の中でのトレンドや、その相乗効果、チャンス、競争、問題、スタートアップとの対比で浮き彫りになる、いわゆる「大企業病」も表現されています。
劇中より
ただのコメディじゃありません。起業に興味のある人も楽しめると思います。
見取図(間取り)
一番よく分かるサイトを探した結果、間取りというかこちら3D模型図です。これを見ながら以下、確認していくと分かりやすいかと思います。
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シリコンバレーハウス
トップおよび以下、記載がある場合を除き、写真はドラマSilicon Valleyのシーズン1、2、3より。
玄関
まずは玄関。
日本のような靴を脱ぐ土間はありません。
SATCのインテリアを見ていたときも思ったけど、靴箱らしい靴箱がないのは靴のまま家で過ごしているからでしょうかね。
玄関に入ると左手に各キャラの個室へ続く廊下があり、正面にキッチン、右にオフィスがあります。
正面の扉越しにキッチンを見た方
入って右のオフィス部分から玄関を見るとこんな感じ。
どくろマークのタペストリーが、ハーバードビジネススクールを卒業された古賀さん率いるシリコンバレーのスタートアップ、Drivemodeっぽい(DrivemodeさんのはOne Pieceの旗ですが)。もしかしたらDrivemodeからヒントを得たのかなぁなんて思います。
http://yokichi.com/2014/09/recruitingupdate.html
この家、たまに壁の素材が変わったり、若干間取が変わったり、知らぬ間に拡張しているぽかったりします。
オフィス部分
玄関入って右手にはオフィスとして使われている大部屋があります。
物語の大半はこの部屋で起きる、重要な場所です。
オフィスから玄関の方角を見るとこんな感じ。
玄関からオフィスを見るとこんな感じ。
右奥はギルフォイルの特設スペースです。
引き出しの上で作業してる。使いにくそう。
オフィスのななめ先にはプレイルームが見えます。
オフィス、こちらの画では最初よりちょっと広く見えます。
お次は居間へ移動しましょう。
居間
オフィスを突き進んで左手には居間があります。
オフィス部分と居間は両側から使えるキッチンボードでゆるく仕切られており、開放感があります。
こういうキッチンボードの使い方、面白いですよね。
居間とキッチンの間の壁には窓が付いています。
居間はたまに緊急会議室になったりも。
シーズン2ではオレンジのソファの質感が変わっています。椅子が増えてローテーブルも小さくなってます。
前の方が好みだけど、色や形が似ていればアイテムを変えても雰囲気はあまり変わらない(似せられる)ことが分かりますね。
お次は居間の奥に見えるプレイルームへ。
プレイルーム
この部屋をプレイルームと勝手に名付けました。
プレイルームって普通、子供が遊ぶ場所ですが、ギークなスタートアップメンバーは居間とは別にゲームをする部屋が必要なのでしょう(?)。シアタールームのゲーム版みたいな感じ。
最新ゲーム機やフースボールゲームテーブルがあるお部屋です。
この部屋もシーズン2になって拡張した感あり。
壁がモスグリーンで斜めのストライプが入っているのがポイント。
奥に見えるのはガレージに続く部屋です。
ギルフォイルの向かっているTVの奥に、フースボールゲームテーブルがあります。
プレイルーム側から居間とキッチンを見るとこんな感じ。
次は戻ってキッチンへ移動しましょう。
キッチン
キッチンから居間とプレイルームの方を見た様子。
この家のキッチンは庶民的なアメリカ風で、飾りっけは少な目。清潔感の中に生活感が漂います。
壁は明るい黄色。
ドラマの中では食事のシーンは少ないですが、食べるときは台所で立って食べるのをよく見ます。
バーカウンター付きキッチンの脇には小さなダイニングと洗濯場があります。
劇中ではこのテーブルでたまにミーティングが行われたりもします。
奥に見えるのは玄関。
ドアが沢山あると色々な方向から部屋を見ることができます。これは撮影に便利なんでしょうね。
さらに部屋と部屋の間に窓がついているので全体が広く感じられます。
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リチャードの部屋
リチャードの部屋はデスクを下に置いた二段ベッドで省スペース。
この雰囲気は真似しやすそうです。
デネーシュの部屋
作中でほんの一瞬だけ出てくるデネーシュの部屋。
エルリックとギルフォイルの部屋がどんな感じなのかは謎です。
洗面所
同じく、作中ではほとんど出てこない洗面所。玄関すぐ左手にあります。
結構広くて、バスタブもあります。小花柄の壁紙が可愛らしいですね。
プール
リチャード達の家には、シリコンバレーの一軒家らしく(?)プールがあります。
ガレージ
シリーズの途中からガレージはほぼ部屋の一部のような感じ。
ここは話の途中で色々重要な役割を果たします。
ガレージに続く部屋
ここは厳密に言うとガレージまでの廊下なのですが、ベッドがあって一つの部屋として扱われています。
外観
お家の外観はこんな感じです。
昼
夜
玄関ポーチ
家に向かって左手
正面
家に向かって右手
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インテリアと家づくりのチェックポイント
ポイントをまとめてみます。
インテリア
部屋ごとに違う壁の色
壁の色は、白ではなく色付きで、基本は暗め。茶色、モスグリーン、ベージュなど。キッチンだけ明るい黄色でした。
インテリアも茶を基調に、赤やオレンジ、蛍光緑の小物で差し色を加えています。
シンプルでアンティーク調・木製の棚や椅子、小物
この棚とか
この右手の棚とか
このピアノとか(誰が弾くんだろう)
こういう椅子とか
さりげなく素材のよさそうな家具を使っていますね。
タペストリーを壁にかける
タペストリーや小さめのキリム、旗などをドアや壁にかける。
簡単にマネできて、秘密基地っぽくなりそうな小技です。
例えばこんな感じのとか
遊び心
クリスマスっぽい多色ライトだったり、ところどころ貼ってあるシールに少年っぽい遊び心が感じられます。
飾ってあるアート
安っぽいポスターばっかりでなくて、ちょっとセンスのいいアートが額に入れて飾ってあるのもポイントかと思います。
この右奥のやつとか
この正面のやつとか
ソファが多め
色んなソファがありますね。
絨毯
お洒落な家に、お洒落な絨毯は欠かせません。
コウズィ!ただ、掃除しにくいのが難点…。
家づくり
家づくりという意味でも、彼らのお家にはオフィス兼自宅を作る際に参考になるポイントがあります。
共有部分と個人スペースの切り分け
これ重要。リチャード達の家は玄関から入って左が基本的に個人スペース、右が共有スペース(オフィス、キッチン、居間、プレイルーム等)になっています。
それぞれを対比すると、個人の部屋はプライベートを重視した作りになっている反面、共有スペースはドアや窓、ゆるくつながった空間が多く、誰がどこで何をしているか把握しやすい作りになっています。
共有場としてのプレイルーム
プレイルームも、オフィス兼シェアハウスならではの部屋だなと思います。皆で遊べるゲームがあれば、自然とメンバーが集まってきます。そんなコミュニケーションを通じて、新しいアイデアが出てきたり、常にお互いをup-to-dateの状態にしやすくしたりできるのかと思います。
人が増えてきたらオフィスを拡大することも可。
以上、ドラマ『Silicon Valley』のインテリア解説でした。
最後までお付き合いくださり ありがとうございます。
ではまた~。
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