すみよしの手帖

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ドイツでにんぷなう22 入院準備

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こんにちは、よしのです。

 

妊娠したら、多くの場合は子供が産まれるにあたって入院をすることになります。予想外に早く産まれることもあるため、早めに必要なものを準備しておきたいものです。

今日は、ドイツの病院で分娩した経験を踏まえ、入院準備で何を用意したか、実際に使ったもの・使わなかったものなどについて書きたいと思います。

 

にんぷなうシリーズの関連記事はこちらからどうぞ。

 

 

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入院準備をはじめる時期

私は、妊娠30週を過ぎたあたりから準備しだしました。

生まれるのはおよそ妊娠40週前後ですが、知り合いに予定日の1ヶ月前くらいに産まれたという人もおり、それくらいにはいつでも鞄をつかんで出られるようにしておきたかったこと、何か買う必要のあるものがあれば買い足せる余裕を持っておきたかったことなどが理由です。

ちなみに、子供のドイツでの出生届を出すために必要な日本の戸籍謄本などは、郵送でのやりとりなどを見込んで、出産予定日の3ヶ月前くらいには準備を始めることをおすすめします。

 

バッグは陣痛用と入院用の2個に分けてまとめる

参考にしたのは日本のサイトと、以前も紹介したドイツに住んでいる方のブログ。

mummy-blog.net

mag-deutschland.net

 

日本の入院バッグ情報を検索すると、陣痛用と入院用にバッグを分ける、という方式が多く見られました。私もこれを真似することに。

 

陣痛バッグの持ち物

分娩初日の夜までに必要なものは陣痛バッグに入れます。

ちなみに陣痛バッグには、産後用に買った大き目のおむつ用バッグを使いました。

 

貴重品

  • Mutterpass(母子手帳)
  • Krankenkassenkarte(健康保険証)
  • 財布・現金
  • パスポート

MutterpassとKrankenkassenkarteは妊婦さんのお決まりアイテムですね。ドイツの場合、退院時に大きな費用支払いが発生するなどということはありませんが、病院までの道中お金が必要になったり、入院中に病院の売店を使いたくなったりする可能性があるので、現金も少々あると安心です。パスポートは、子供のドイツでの出生届の際にコピーが必要です。

 

便利グッズ

  • 携帯
  • 携帯充電器
  • カメラ
  • スケジュール帳/筆記用具

携帯・携帯充電器はお泊まりには欠かせません。赤ちゃんとの感動の初対面を存分にカメラに収めたい場合は、カメラも。私はスケジュール管理魔なので、スケジュール帳ももちろん持っていきます。筆記用具は出生届などの書類記入のためにも持っていった方がいいです。

 

陣痛・分娩時に使うかもグッズ

  • おやつ
  • 飲み物(水・ジュース)
  • うちわ
  • いがいがマッサージボール・テニスボール
  • リラックス本
  • (ヘアゴム)
  • (ペットボトルキャップ)

※ 以下、グレーの文字のグッズは使わなかったものです。

 

陣痛時は体力勝負なので、おやつや飲み物が必要と聞きますね。私は結果的に前期破水からの帝王切開でしたが、麻酔を使うことが分かっていたので、破水以降食べ物・飲み物は口にしないようにしていました(麻酔の使用によって吐き気が出る場合があり、胃のものが逆流して肺に入ったりすると危険なため)。おやつやジュースは産後でも食べられるので、持って行って損はなかったです。

うちわやマッサージ用のボールは陣痛時用(前回の記事をご参照)。もしかしたら手術の前に陣痛があるかもと思って用意していました。

念のため、暇すぎたときのための本も用意。でも読んでる余裕はなかったです。

髪が長い人はヘアゴムが必須です。ペットボトルキャップは、日本のサイトを見ると大体持ち物として書いてありますが、ドイツではあまり汎用性の高いものが見当たらず、私はスポーツ用の小さな飲み口のついたペットボトルの水や、ストローのついたパックのジュースを持って行きました。

 

お泊まり用グッズ

  • (バス)タオル
  • 歯ブラシ、歯磨き粉
  • シャンプー、ボディソープ
  • 化粧水
  • スリッパ

バスタオルはシャワーを浴びる場合は必要になります。病院支給はこれに関してはありませんでした。2日目の夜だったか?くらいから、シャワーを浴びていいと言われましたが、お腹も切ってるし、正直数日の間は風呂どころではありませんでした。でも破水した場合あった方がいいし、フェイスタオルはどちらにしても必要になります。

 

ケア用品など

  • ハンドクリーム
  • リップクリーム
  • ポケットティッシュ
  • 乳頭クリーム

乾燥するからと、ハンドクリーム・リップクリーム。ティッシュは念の為。乳頭クリームは、陣痛バッグには雑誌についていた試供品を入れて行きました。しかしどれも使った記憶はありません。

 

この他、病院に行くときに着るマタニティレギンス、汚れてもいいTシャツもいつでも着られるよう準備しておきます。

外出時は、予想外の事態に備え常にMutterpassとKrankenkassenkarteは持ち歩いていました。

破水してタクシーに乗るときはお尻の下にバスタオル引いて、横になりながら乗りましょう!

 

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入院バッグの持ち物

入院バッグはすぐに必要なわけではないものを入れ、家族に次の日までに持ってきてもらいます。

 

衣服系

  • パジャマ
  • 下着(授乳ブラ)
  • 着替え
  • カーディガンなど温度調節用の服
  • しっかりしたサンダル
  • 靴下

腕に留置針があるので、腕周りに余裕のあるパジャマがおすすめです。ピタピタのロンTとかは着替えがめちゃくちゃ面倒です。

着替え(普通の服)はほとんど使わず。使ったのは病院から帰る日くらい。着替える余裕はありませんでした。寝たきりだし、ずっとパジャマです。

病院は寒いから靴下が要ると聞きましたが、私は入院中は裸足が多かったです。初日は使い捨てスリッパを使い、入院バッグが届いてからはつっかけみたいなビルケンシュトックを履いてました。

 

ケア用品系

  • 着圧ソックス(メディキュット)
  • 骨盤ベルト
  • 生理用ナプキン
  • 母乳パッド
  • 乳頭クリーム(ピュアレーン)

メディキュットは持って行きましたが、術前に履かされる病院支給のニーハイソックスを2日間くらい履いていました。なので使わず。

産後2日目から歩き出し、歩く際は骨盤ベルトを巻きました。若干楽になる気がしてたけど、退院してからは傷口に悪い気がして使っていません。

ナプキンは産褥期用のどでかいやつが病院支給でありました。母乳パッドもたぶん支給品があったのかな?私は子供の乳への吸い付きが悪く、母乳も入院中はちょこっとしか出ず、不要でした。搾乳ではそんなに乳頭は痛まなかったので、ピュアレーン(ラノリン)も使いませんでした。

 

子供用グッズ

  • 子供の服
  • おむつ
  • おしりふき
  • ガーゼ(よだれ拭き)
  • コットン

私が産んだ病院の場合、入院中はボディと袖なし・足つきシュトランプラー(オールインワン)が自由に使えたので、子供の服は退院時の分のみ用意すれば足りる感じでした。最初に着せた服はやっぱり思い出深いですね!病院には、予約すれば無料でカメラマンが写真を撮ってくれるサービスもありました。

おむつ、おしりふき、よだれ拭きも、病院が支給してくれていました。ただボディとおしりふき、よだれ拭きは全般的に不足傾向で、一時的に持参したよだれ拭きを使うことはありました。

コットンはおしりふき用に持って行きましたが、その病院は普通におしりふき使用OKだったので(病院によってはおしりふき使わず、濡れコットンを使うよう言われるところもあるみたいです)、出番なしです。

 

その他

  • 授乳クッション
  • ビニール袋
  • 滞在許可証
  • 婚姻証明書
  • 両親の出生証明書
  • 戸籍謄本
  • ベビーカー

授乳クッション、買って持って行きましたが、病院で借りられました。私は搾乳して注射器とかで授乳していたので、ほぼ出番なし。

ビニール袋は退院時の小物分けになにかと便利です。

子供のドイツでの出生届を出すために、両親のパスポート、滞在許可証に加えて、婚姻証明書、出生証明書(戸籍謄本のドイツ語訳)、戸籍謄本が必要になります。生まれてから3日以内なら、産んだ病院で出生届を出すことができました。

戸籍謄本はアポスティーユが必要とか、認証翻訳でないとだめとかいう情報もありますが、結果として、アポスティーユは不要でしたし、領事館で取得できる翻訳で通りました(これについてはあくまで私の場合であり、窓口や担当者が違う場合、常にこうという保証はありません)。

ベビーカーは退院する日にあればOK。車で帰る人はMAXI-COSIなど新生児用の車に乗せられるチャイルドシートが必要。チャイルドシートをレンタルしてタクシーで帰るという手もありますが、なんか色々煩雑だったので、我々は地下鉄でベビーカーに乗せて帰りました。新生児を地下鉄に乗せるなんて…と最初は怖かったけど、やればなんとかなりました。

 

まとめ:あってよかった・あったらよかった

あってよかった

  • スマホ・充電器

寝たきりだからスマホとか充電器はやっぱり細切れ時間に必須です。生まれたこと近い人に連絡したりもしますし。

  • カメラ

子供はすぐ大きくなるので、産まれたてのときの写真や動画はとても貴重です。スマホは自分の場合すぐ空き容量がなくなってしまうので、きれいにサッと写真・動画が撮れるデジカメは持って行ってよかったです。

  • ゆったりしたパジャマ

繰り返しになりますが留置針が引っかかると痛いので、腕周りに余裕のあるものが良いと思います。デザインは、食堂やナースステーションくらいはうろうろできるものがいいかと。普通の服に着替えるのは、私には億劫すぎて無理でした。

  • サンダル

サンダル(ビルケン)は病院内をうろうろするのに便利でした。使い捨てスリッパよりちゃんとしたスリッパがあった方が安心です。

 

病院にあった

  • 産褥ショーツ(的なもの)
  • ナプキン
  • 母乳パッド
  • 着圧ソックス
  • 授乳まくら
  • おむつ
  • おしりふき
  • 子供用の着替え

いわゆる日本の産褥ショーツとは違いますが、入院中は病院支給のパンツの形をしたネットに超巨大なナプキンを付けたものを履いて過ごしていました。普通の下着は多分退院する日まで履かなかったと思います。

 

あったらよかった

  • 汗拭きシート
  • 小さめバッグ
  • 和食系食べ物

シャワーがなかなか浴びられないので、汗拭きシートがあったらスッキリすると思います。

お弁当が入るくらいの小さめバッグもあったら便利。毎晩歩いてナースステーションに行ったり、朝食堂に食事しに行ったりするので、貴重品を持ち歩く機会が結構ありました。

あとはおにぎりとか大福とか、日本の食べ物の差し入れがあるとうれしいだろうなあと思います。病院の食事は本当に質素ですから。

 

まとめると、基本寝たきりなので意外に持ち物は少なくて済む!

予定帝王切開などの場合、持って行っても使わないものは多い。

とにかく、早めに準備しておくと安心。という感じです。

 

手続き関係の書類に関することや分娩当日の様子は別途書こうと思います。

 

今日はそんなところです。

チャオチャオ!

 

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